江東区の心療内科/精神科【浅川クリニック】菊川・森下駅最寄り。うつ病,パニック障害

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院長コラム

120歳まで「悩まず」に元気に生きる方法④

元気な人と認知症になる人との違い
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個人差があるが、現在85歳でも90歳でも、元気で街を歩いて買物をしている人達をみかける。
60歳、65歳で定年退職しても、後30年間が残っている。だが、退職して、突然日常生活が変わってしまうため、認知症が増えている。

突然、生活が変わることによって、何をして良いかわからない。再就職をしてチャレンジするが、理想の職にめぐり会えない。帰宅する途中、公園のベンチでため息ばかりついてしまう。
そうした再就職先を探しているうち、「うつ病」になる人達が多い。うつ病と知らず、「つまらない、つまらない、昨日も今日も同じでつまらない」と心の叫びを誰にも話せない。うつ病を放置してしまう。認知症を呼び込む環境になっている。
定年退職後の半年から3年間は、要注意である。家族全員がケアーしても、認知症になると手が足りない。そうならないためには、退職後に楽しい目的、目標が必要である。

目的=朝、決まった時間に起きる。

目標=1日に決まって「運動や趣味」をする。

・菜園場まで歩いていく

・立ったり、坐ったりする作業

・収穫までの楽しみ

・自然を感じながら、手先、指を1日中動かすことで脳の活性化になる。指と足とを動かすので認知症予防になる。

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手足を動かすことでテニスも良いが、相手がいなくては毎日できないので、すすめたいが難しい面がある。だが、畑の草取りをしながら「声を出す」ことは毎日できる。「まったく!取っても、取っても3日で草が生える」と声を出すことで、脳の働きが良くなり、物忘れ防止につながっていく。
1日の目的や目標があると楽しい。

人の知らない、人が感じないところで体の中で生物時計が動いている。不規則やぼーっとしている毎日だと、生物時計が狂ってしまう。
生物時計が狂っていると「認知症や季節うつ病」になる。季節うつ病は、時差ボケの症状に似ている。また、船酔いのような症状が出たりする。

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規則正しい生活をするために目的、目標があると、食事が美味しくいただける。風呂に入る。「今日もよく働いたなあ~。明日は、もっと頑張ろう~」と、自然に明日の目的ができる。床に入る。ぐっすり睡眠がとれる。

朝起きた時、スッキリしている。眠っている間に、脳からセロトニンが出て、細胞の復活が行われていく。スッキリ感は、深い睡眠がとれた証である。
昨夜悩んで何度も目がさめた。何度もトイレに行った記憶がある。朝、重だるい、関節も痛い。「眠ったのに眠った気がしない」と感じる時は、睡眠で細胞復活ができていない。そのため「身体のだるさ」があって、昨日の疲れを継続したままになっているサインが出ているのだ。

・仕事で疲れた時、ランチタイムを利用し、1時間深い睡眠をとると良い

・特に、長距離ドライバーの人達は、安全な場所で、40分~60分の仮眠をとろう。

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